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バイオリンビブラートバイオリン教室に通い始めて約一ヶ月。「鈴木鎮一ヴァイオリン指導曲集第一巻」の「きらきら星」から始めて今は「こぎつねこんこん」のあたりだ。 で先生の手元を見ていると細かく振えている。ビブラートだ。どうしてもやりたい。 グループレッスンなので聞くわけにはいかない。早速帰ってインターネットで調べる。 なんということだ。みな2年以上掛かっている。 見様見真似で解説をつまみ食いしてやってみた。当然うまくいくはずがない。 とりあえず挑戦するのはやめて「バイオリンビブラート」とは何かを知ることにした。 海外のインターネットをみていると丁度解り易い解説が載っていた。 それを要約してみた。 原文はこちら Vibrato For Violin いつからヴィブラートを始められるか?ヴィブラートは弦楽器奏者にとって最も優れた表現手段の一つだ。初心者にとってもそれはとても興味をそそる点に違いない。 そこで私は適正なやり方を伝授するとともに早すぎる開始にも注意したい。 ヴィブラートは概ね音階を正しく演奏でき、かつ音程が狂ったときに気が付き修正ができるように なってから始めて教わるべきである。 ヴィビラートは別に練習するヴィビラートは曲を演奏するということとは別物である。したがってヴィブラートはそれだけを別に練習すべきである。 ヴィブラートの練習は音階練習のときに行う。 最初ヴィブラートなしの音階練習、そしてヴィブラートありの音階練習というように行いなさい。 これはヴィブラートの練習にもなるしイントーネイションの練習にもなる。 ヴィブラートとは何か?ヴィブラートは一音の中で素早く(しかし少し)音程を低めてまた元の音程に戻すことだ。*注:人間の耳は高い音の方を感知し易い。これは何を意味するかというとある音を中心に早く音程を 上下すると耳は高い音を認識しやすいから全体としてその音は高く聞こえてしまう。 そこでヴィブラートは望む音より低くかけ元の音に戻す。 ・・・と元の音が耳に残っている。
左図でピンクの曲線はヴィブラートされた音でブルーの線は感知された(実際に聞こえる)音である。縦軸は音程で横軸は時間軸だ。このようにヴィブラートをかけたなら,そしてそれが十分早かったなら高いほうの音が完璧に聞こえ,低いほうは耳に残らない。 ヴィブラートの速さは?ほんの少しの経験でヴィブラートのある速さの範囲のみが心地よい音を作り出すことがわかってくると思う。ヴァイオリンやビオラの音はチェロやコントラバスより高いのでヴァイオリニストのヴィブラートは低い楽器の ヴィブラートよりやや早めの方がいい。 私はヴァイオリンヴィブラートの範囲は5〜7回/秒(bps)が適切だと思う。 これはいろんなスタイルの音楽に彩をもたらす。 これは周波数でいえば5〜7ヘルツもとの音より低く、そして戻すものである。 ヴィブラートの幅は?ヴィブラートの幅(原音よりどのくらい低くするか)は演奏に彩を与え、またそこには心地よさを与えるある範囲がある。当然早いヴィブラートは幅を狭め、緩やかなヴィブラートは原音から大きく外せるだけの 時間的余裕がある。 西洋音楽において半音(隣り合う音階)は100段階(セント)に分けられる。 これはわれわれが扱う音程(ピッチ)の最小単位である。 普通の人は2セントの音の高低は判断できない。 しかしこの微妙なことを語ることはできる。 私は広い幅のヴィブラートは40〜50セント(または半音の半分)低く、 狭い幅のヴィブラートは極めて原音に近く(5セント以下)音に揺らめきの効果を与える。 幅の狭いヴィブラートは当然広いヴィブラートより速い。 私なら中間から狭い幅のヴィブラートでイントーネーションを正確に保ち相対的に速いヴィブラートを掛ける方にする。 腕ヴィブラート、手ヴィブラート、指ヴィブラートヴィブラートを作り出す方法には何種類かある。基本的なヴィブラート(腕ヴィブラート)は腕をひじから前後に 動かし指板に置かれた指を動かせ弦の上で振動させることにより ピッチを細かく変える。 腕ヴィブラートでは手首は腕と直線上に固定され、指を柔軟にし、 肘の動きが弦上の指先に伝わるようにする。 手ヴィブラートは腕ヴィブラートのバリエーションである。 その動きは手が前後するが肘ではなく手首を動かす。 ヴァイオリニストの中には手ヴィブラートを常時掛けている人もいるが それは大変疲れる動作である。 それを使うときはハイポジで(特にG線、D線)で最早手が腕と一直線に ならない時にだけ使うことをお勧めする。 指ヴィブラートは特に速くほんの少しの垂直な指の動きを指板上で行う。 これはマスターするのが困難で腕ヴィブラートや手ヴィブラートで間に合わなくらい 速いパッセージのときに使う。 これはこういうヴィブラートがありこういうときに使うものだということを知っておくだけでいい。 開放弦ヴィブラート信じようが信じまいが開放弦(押さえてない弦)にヴィブラート効果を与えることが出来る。これはG線のみに使われる。というのはG線の開放のみに指でのヴィブラートが掛けられないからである。 (ビオラにおいてはC線) このやり方はひとつ高い隣の弦(G線のときはD線)の一オクターブ上の音にヴィブラートを 掛けながら開放弦を弾く。これで開放弦にヴィブラートの効果が掛かってくる。 これは開放弦が一オクターブ上のヴィブラートが掛かった音に共鳴するからである。 ヴィブラートの練習方法先に述べたようにヴィブラートは弾こうとする曲とは別に練習すべきである。それは長い、サステインの効いたレガート音を各指で行う:遅い音階練習はこの訓練に最適である。 最初はどの音から始めてもよい。 大体小指が一番訓練しにくい。通常最も小指が弱く関節が伸びきったままでいることがある。 私は一番やり易い中指か薬指から始めることをお勧めする。 腕の基本的な動きを会得するためには演奏姿勢をとり腕を肘から動かして四本の指でヴァイオリンの縁を 叩いてみよう。これで正確なビートを刻めるまで練習しよう。 メトロノームを60ビート/分(bpmまたは1秒間に1回)、それから色々速度を変えてみる。 3〜4bps(1秒間に3〜4ビート)で少なくとも1分は続けなさい。リズム的に正確になったら1bpsづつビートを あげて6〜7bpsを45〜60秒続けなさい。 練習の合間に時々休んで腕をリラックスさせたり振ったりしなさい。 ヴァイオリンの縁を叩くこのタップがいろんなビートで出来るようになったら今度は指を弦の上に置き換えて いま習ったことを腕を動かしながら指を弦の上で揺らして見なさい。 これをメトロノームで弓なしで同じ弦上を四本の指を使って同時にやりなさい。(この際音程は関係ない。) 指はリラックスさせ関節を柔軟にしておきなさい。 この動きが無理なく出来るようになったら同じことを指一本づつで弓無しでやりなさい。 次に長くサステインの効いた音で弓を使って4ビート毎に弓を上げ下げしなさい。 弓の上げ下げはそれに気を取られないように機械的に行い最初は左手だけに集中しなさい。 ここでは音階練習は必要ない。どの指でどの音を弾いてもよろしい。 コツが分かったら音階にヴィブラートをつけてみなさい。 正確なタイミングのボーイングを忘れないように!。 音階にビブラートをつけ始めたら以下の点に注意しなさい。 *不規則なヴィブラート:一音一音リズムが異なる。また小指にありがちだがヴィブラートが掛かってない。 *ボーイングを変えたときにビブラートが止まる:弓の上げ下げが無かったかのようにヴィブラートは続けなさい。 *音を変えたときにヴィブラートが止まる:弓を変えたときの問題と似ているがヴィブラートは止めてはいけない。 実際音階を変えるときは音は止まるが躊躇無くヴィブラートを続けること。 ヴィブラートなしの音階練習はイントネーションを維持するために欠かしてはいけない。 旨くいかないものを先に練習しなさい。これは当たり前のことであるが旨くいっているものを先に練習し勝ちである。 出来ないことをやることは時間が掛かるが不得意な指からヴィブラートの練習をやればもっと早く進歩できる。 ギター設計者的ポジション考察ところで音階の練習のときに先生が指板に4本の細いマスキングテープを巻いてくれた。@ABCの指のポジションだ。 これで「鈴木鎮一ヴァイオリン指導曲集第一巻」の全曲が弾ける。 しかしこれではイ長調しか弾けない。 そこで昔取った杵柄、ギターのフレットをポジションとして刻み込むことにした。 (良い子の皆さんは真似をしないように!) バイオリンは無段階だから純正律(律=以下率)もできるがギター式のフレットは平均率だ。 つまり1オクターブを12音(半音)に分け隣り合う音が一定の割合で変化する。 弦長は周波数に反比例するから弦長が1のとき1オクターブ上の弦長は0.5である。 したがって一定率をRとすればRの12乗が0.5になるRを求めればいい。 これは丸善の対数表、関数電卓、EXCEL等で求められる。 R=0.943874313・・・、半音上への弦長は駒からの弦長にRを掛けたもの、 半音下へは逆数のR=1.059463094・・を掛けていけばいい。
大きい丸ポジはイ長調用、一番駒に近い丸ポジは五度つまり高いほうの隣の弦の開放の音。点ポジは半音、画像を拡大してください。 *注:ポジションマークの上を押してはいけない。指先の太さがあるからだ。ポジションマークの中心が 駒側に見えていないといけない。 以下に理論弦長に対するポジション(平均率の)の表を作成した。 ギター設計者的には弦を押したときの張力の関係で 理論弦長(ナットから12フレットまでの2倍)より ナットからブリッジまでは若干長い。 ナットから12フレットまでの長さが325mmとすると 理論弦長は650mm(フルスケール)という。 しかしながら実際には1弦で3mm、6弦で6mm程度 長くなっているはずである。(弦のゲージによって異なる。) ということでこれをバイオリンに置き換え逆算すると 枕から駒までの弦長が330mm(13インチ)とすると理論弦長は 328mm程度ではなかろうか? 卒業式を明日に控えてまたいたずら心が起きた。 全4時間の「鈴木鎮一ヴァイオリン指導曲集第一巻」ではサードポジションは夢のまた夢だ。
五度にダイヤを埋め込んだ。親指用にファーストポジションとサードポジション用のサイドポジを埋め込んだ。 電卓の[5]キーのポッチの要領だ。 指板のサードポジションはハ長調用の丸ポジにした。 点ポジは半音、画像を拡大してください。 良い子の皆さんは真似をしないように!
ブブラート訓練用の板を作った。制作費165円也。 散歩のとき @先の丸い部分に手のひらをあて指先を訓練する。 A元の切り込みに顎を乗せ板の側で指先を回転させビブラートの訓練。 B側板を親指とその付け根、各指先で掴み片手で上下させ指先の訓練。 役に立たないかも知れないから良い大人は真似をしないように!
ところでビブラートを掛けるということは弦のうえで指先をすべらせて移動させるというより、
腕、あるいは手首の直線運動を関節で指先の回転運動に変換して移動させるらしい。ではそれでどの程度の幅が得られるのであろうか? 指先の直径を仮に18mm回転角を45度とすると変位(円弧)は2πrX45/360≒7mm となる。開放弦から5度近辺の半音(100セント)の変位は15mm程度であるから 目標の40〜50セントを満足させる。 *ところで本日めでたく終了証書をもらった。 9月から続きの講座があるというので早速申し込んだ。 「鈴木鎮一ヴァイオリン指導曲集第一巻」の後半が宿題になった。 ヴィブラートもサードポジションも遠いかなたの空へ飛んでいってしまった。 (後日談:個人レッスンの先生に連れがビブラートを掛け方をおそるおそる聞くと、 案外気軽に教えてくださった。手ビブラートであるが想像と違ったのは手ビブラートは手首-手のくるぶし-を 支点に手を揺らすのではなく、その上、手のひらと甲の部分が振動していることだった。 私はいま手首を支点にして常時ビブラートを掛けているが、それは手首を傷めるとのこと。 いまのところ先生のやり方では旨くできない。特に小指のビブラートは難しい。ところでヴァイオリニストの手指は 異常に長いことに気がついた。私の手のひらの1.5倍位の長さで細い。悪く言えば手の骨の標本のようだ。 これは小さいころからの訓練がそうさせるのか、淘汰されて手指の長い人だけがヴァイオリニストとして 残れるのか、生物学的、運命的に疑問がある。) 2007.02.21の個人レッスンの師匠のブログに私のことが載っていた。
今までの成果(辻音楽師) スズキ・メソッドと私スズキ・メソッドと私に公式的な繋がりは一切ない。今回地元高松大学生涯学習教育センターの教養講座 「たのしいヴァイオリン教室(講師 高松短期大学音楽科教授 福崎 至佐子先生)」 に受講を申し込んだ際「鈴木鎮一ヴァイオリン指導曲集第一巻」を用意してくださいと いわれて思わず声にならない声を上げてしまった。 それは昭和40年代私は電子楽器設計者からギター設計技術者になり長野県松本市に住んでいた。 あるとき才能教育研究会の研究生であったマイク・ナルバンディアンと知り合いになり後は友が友を呼んで サンディエゴ出身のクリック夫妻、シドニー出身のヨリスカ・リップス(フルート専攻,大阪万博のオーストラリア館のコンパニオンだった)の四人で蟻ヶ崎に 新築の家を借りて私が米国に移民渡米するまで一緒に住んでいた。 そんな関係で私も時々会館(才能教育会館)に顔をだしてコンサートや練習風景を楽しんだ。 もちろん気さくな方だった鈴木鎮一先生にも何回かお話を伺ったことがある。 そのとき鈴木先生の秘書をされていた宮城さん、石田さんはまだ居られるだろうか? そんなことで懐かしさでいっぱいになった。 まさに楽器業界で社会入りし途中ソフトウエア業界に転進しまた楽器業界に帰還した私が ジグソーパズル最後の一片をはめ込んだ瞬間だった。
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